MECHA-PAN BAKERY Seriesとは
MECHA-PAN BAKERY Seriesは、Effects Bakeryの人気エフェクターをセルフモディファイして今までとは一味違った音作りを楽しむことができるシリーズです。
Effects Bakeryのペダルは、手頃な価格と分かりやすいサウンドで、初めてエフェクターを手に取る方でも扱いやすく設計されています。
Effects Bakeryのミニサイズで可愛らしいデザインのエフェクターを、もっと多くのプレイヤーにお届けしたい。そのために、Effects Bakeryのペダル回路やエフェクターを知り尽くしたプレイヤーが満足できるよう、ポテンシャルを開放したらどうなるのか。それを実践したのがMECHA-PAN BAKERY Seriesです。
●セルフモディファイとは
モディファイは修正する、という意味の言葉ですが、エフェクターにおいてモディファイとは改造することを言います。一般的には他のメーカーが制作したエフェクターに機能を追加したり、パーツを変更して音色を調整したものをモディファイペダルと呼びます。
MECHA-PAN BAKERY SeriesはEffects BakeryのペダルをEffects Bakeryがモディファイした「セルフモディファイ」により、さらにハイクオリティなサウンドを実現。
また、ディップスイッチの追加により、まるでパンにトッピングをするかのようにプレイヤーの好みに合わせたカスタマイズが可能となっており、音作りの幅を拡げることができます。
セルフモディファイという概念から「Effects Bakeryが自分自身を改造したらどうなるのか。」という発想はデザインにも表れています。モディファイ=改造というコンセプトからEffects Bakeryのキャラクターたちをメカ化し、独自の世界観が完成しました。
ナチュラルでハイクオリティなオーバードライブ
MECHA-BAGEL OVERDRIVE
MECHA-BAGEL OVERDRIVEは、ステージからスタジオまで、ご自身のプレイをこなすプレイヤーの方に、是非手にとっていただきたいと考えて開発されました。
Bagel Overdriveは、オーバードライブの定番としても知られるTSスタイルの回路で作られています。初めてでもわかりやすいよう、ノブが中央付近で十分な音量と歪みが得られるよう調整されています。
MECHA-BAGEL OVERDRIVEも、TSスタイルの回路です。この回路は、実はSon of Screamerと呼ばれることもある、“ハイエンドTS系”オーバードライブと同様の回路です。
そこで、ハイエンドオーバードライブらしいサウンドになるように調整したのがMECHA-BAGEL OVERDRIVEです。
オーバードライブペダルとしてレスポンスを向上させ、ギターとアンプの特性をより発揮しながら前に出るサウンドに。音色全体のバランスをとりながら、演奏の表現力を高めました。
全体的にナチュラルとなった音色は演奏がそのまま出力されるような緊張感があり、だからこそギター・アンプ・そしてプレイで自由に表現ができるサウンドになりました。
内部にある2つのディップスイッチでクリッピングと中低域の特性を切り替えることができます。BODY(左)とCLIP(右)スイッチがあります。
CLIPを切り替えると、スムースで柔らかいオーバードライブから、元気の良いオーバードライブに切り替わります。2つのサウンドは、単に切り替えればそれで使えるものではなく、それぞれのモードに合わせたノブの設定が必要になります。
CLIPを切り替えると、スムースで柔らかいオーバードライブから、元気の良いオーバードライブに切り替わります。
中低域のBODYスイッチも同様に、接続するギターの特性に合わせて設定するのが基本的な使い方です。このようにしてご自身のプレイスタイルに合ったモードは自ずと決まります。
そして、選択したモードに合わせたノブの設定をすることで、MECHA-BAGEL OVERDRIVEの良さを最大限に発揮することができます。
つまり、ステージで使用する場合、これらのスイッチはどちらか片方のモードに固定することになります。そのときに不要となるスイッチを内部に納めたことで、ステージ上での誤操作を防ぎます。
また、真空管アンプと組み合わせることで、MECHA-BAGEL OVERDRIVEのポテンシャルの高さをお楽しみいただけます。
攻撃的に生まれ変わったディストーション
MECHA-CROISSANT DISTORTION
Croissant Distortionは、多くの定番ディストーションペダルとは異なり、真空管アンプのような特性を持つディストーションペダルです。
鋭くがっつりと歪ませられるディストーションは初めてエフェクターを手にする方にとっても楽しいものですが、きちんと使うのは意外と難しいです。Croissant Distortionは、そんなプレイヤーの方が手にとって、ノブをフルアップにして使ってもバランスが破綻せず、いつでも楽しい音が出せるように設計されています。
MECHA-CROISSANT DISTORTIONは、このCroissant Distortion回路を覚醒させました。
もともとプレキシアンプの持つ音色をベースとした回路です。それを80年代の“改造アンプヘッド”のようにセルフモディファイしました。
その結果、より激しく分厚いパワフルな音色となったMECHA-CROISSANT DISTORTION。その分センシティブさも高くなったため、小さなミスもしっかりと出力されるかもしれません。ですが、表現力と音色の強さはもっと出すことができるようになりました。
MECHA-CROISSANT DISTORTIONは、フルスタックの真空管アンプ、特にブリティッシュ系のアンプと組み合わせて使用すると、さらに“化け”ます。
内部の2つのスイッチも、特に真空管スタックアンプと組み合わせたときに威力を最大限に発揮します。例えばSMOOTH(左)スイッチは、プレイスタイルがコード刻み主体か、リードトーン主体かで切り替えることができます。音色自体は大きくは変えませんが、奏者が感じるフィーリングが異なります。
BODY(右)スイッチは、逆に音色特性を大きく変えます。このスイッチも、特にスタックアンプで効果がより強くなります。ブリティッシュ系アンプとMECHA-CROISSANT DISTORTIONの組み合わせは、まさに最強クラスです。